当方の出品物を御覧頂きまして、誠に有難う御座います。日立金属製ＺＤＰ１８９は、ステンレス鋼では世界最高の硬度と云われて居ります。既に生産終了と成って居り、総販売元の八田工業㈱でも在庫は皆無で、市場から消えて居ります。また、昨今の情勢の流れに依り、日立金属ではヤスキハガネ類を含めた特殊鋼は生産の目処が立って居りません。以前に、僅かな在庫が在った総販売元の八田工業㈱より購入し製作しました。また、熱処理もそのデーターが豊富で在る同社に依頼しました。硬度指定無しで御願いした処、ＨＲＣ６７で帰ってきました。生材でも非常に硬く、コバルトハイス鋼のドリル刃が直ぐにへタりました。全長約２５０ｍｍ、刃長約１２５ｍｍ、刃厚約５ｍｍです。狩猟での獲物解体の場合、経験上の私感でブレードは、どうしても此の様な形状に成ります。フルハイトグラインドに近い形状でエッジより５ｍｍ程をコンベックスで仕上げました。重量配分を考慮し、タング部には肉抜きを施しています。ハンドル材は、米国より取寄せたＴＫＣ製(Ｔｈｅ Ｋｎｉｆｅ Ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ )ブラックＧ-１０ＴＫＣ製のハンドルスケールは秀逸です。ハンドルスケールは、６角レンチで簡単に脱着が可能なので衛生的です。シースは、米国より取寄せたオンタリオ社のタクティカル系のシースが付属します。シースは、刃幅に余裕が在ります。刃厚が５㎜も有りますので、少々の荒事にも可能です。※砥ぎに不慣れな方は、この類に手を出さない方が無難です。「上手く砥げない≒切味が悪い」と成りますので、砥ぎに自信のある方等の上級者向けです。然しながら、一旦刃が付くと流石にＺＤＰ１８９、凄まじい切味です砥石は、セラミック砥石の刃の黒幕がお薦めです。